ブログ開設のごあいさつ

 ご隠居さんになりたい。

 隠居した、世俗と一線を画した、引退して世の中をナナメシタに眺めてあれこれ言う立場になりたいわけじゃなくて、世間一般で言う現役ではありたい。労働人口の減少が危惧されるなか、世の中の役には立ちたいですわな。無論、自分の生活のためにも、職業人としても、現役ではありたいですな。

 ご隠居さんって、どっしりと構えて身近に発生した問題に対して解決策を要求されて、テキトーなことを言ってそこそこ周囲が動いて事態収拾を図る、むしろ収めようとする?周囲がどこかでいい塩梅のオチをつけてくれる。それをご隠居さんがツッコんで丸く収まる。

 そんな理想的な立場、予定調和の鍵ともいえましょう。そら、そんな立場に身を置きたいですわな、損得抜きで。

 ご隠居さんにはなりたいが、まだ時期ではないな。無論、知恵が無い。知恵が無いのは知識がないからだ。知恵は知識に基づいた社会体験で積み重ねられていくものだろう。世の中と平等に時間を経てきたのだからそれなりの社会体験は積み重ねてきたのだろう。波風が立たない職場なんかで過ごしてきたから、その社会体験は修羅場を越えてはいないかもしれないが、チョイチョイのトラブルを経験したわけではある。

 となると、足りないのは知識だ。知恵に至るべき知識が足りないんだなぁ。

 前置きが長くなった。

 今年、令和元年という年に50歳になった。節目というか記念だなー、なんて思う。あと10年は現役で働くことが保障されているが、50歳という節目を迎えて、江戸時代なら隠居という身分だ。平成から令和のこの現代ではそうそう隠居という訳には行かない。むしろ働き盛りの後半と位置されることすらあろう。そして、定年を迎えた後に必要とされる立場になることが望ましい。

 無論、働くだけじゃなくて遊ぶよね。

 私はホームタウンの山形が大好きだ。東北の、山形の、さらに県庁所在地ではない端っこの方。これまでの経験の中でこの辺鄙な地での遊び方も分かってきたし、自慢したいこと、お知らせしたいことも分かってきた。

 私はご隠居さんを目指しながら、知識を得ながら、山形周辺で遊びながら、よりよい職業人の後半生を探っていきたいと思う。知識を得て、ウンチクこねまくりでいこうと思う(笑)。

 そんな訳で、隠居に至る道、たそがれ、ということで皆さんにご承知いただきたい。

 人生の後半生、面白可笑しく、そしてそこそこの立場が揺るぎないご隠居さんへの道への課程を記していきたい。下り坂も楽しんでいきたいさね、自らの人生だし。

 「たそがれ」の私が必要とするスキルとは?

 ①インプット・・・これまで趣味としてきた読書や旅、日々のあれこれに洞察力を発揮すること
 ②アウトプット・・・私の住まう地域やその周辺を紹介したいすること、読書や旅で感じたことを発信する能力
 ③IT能力・・・IT弱者の私が次世代でも戦力とされるべき能力を身につけること
 ④自己啓発・・・職業人として、振り返って若い同僚たちになにを残せるのか?といういわば「たそがれレガシー」(笑)のために自らを高めること
 ⑤後半生を楽しむ術・・・残り時間を有意義に遊んでみせる!という決意表明かな(笑)

 10年後、私の定年退職、再雇用契約の際にいい塩梅のご隠居キャラでいられたらいいねぇ。

 たそがれの私は目指す。 面白い老後への道筋を。

 どうぞ、おつき合い頂きたい。