山形県米沢市 小野川温泉 寿宝園

温泉ログ001 

 山形県米沢市 小野川温泉 寿宝園 で温泉を楽しんできた。

 実は山形県在住ながら小野川温泉に伺うのは初めてだ。なにしろ、私の住む山形県北からはずいぶんと遠いのだ。今年は雪で車の運転がままならないよ言うこともないし、昨年、山形市から米沢市までの高速道が開通したこともあって、試しに行ってみようか?という気持ちになった。

 現地、小野川温泉はちょっとした温泉街だ。まあ草津や別府なんかを知らない私が言うのもなんだけど、同じ県内の肘折温泉湯野浜温泉くらいの街並みだ。規模でいえば鳴子温泉より小さく、にぎわいでいえば銀山温泉よりさびれているかな?

 まずは腹ごしらえ。温泉を利用した豆もやしの栽培が盛んだという小野川の名物(らしい?)「温泉ラーメン」を頂いた。

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 温泉街の「せいのそば店」というところで頂いた「温泉ラーメン」。タンメンのような味わいで、とじ卵が隠れているのがポイントだ。ご当地ラーメンとして脚光を浴びている「米沢ラーメン」とは一線を画す、懐かしさのある落ち着いたラーメンだ。

 さて、ひとっ風呂頂こう!というところで、『やまがた温泉パスポート』というガイドブックから「小野川温泉 寿宝園」を選択する。日帰り入浴の時間帯が合わなかったりといった理由もあったが、ここを選択したことは正解だった。…本当は温泉ライター高橋一喜氏の著書の影響で「共同浴場」に行きたいという憧れもあったのだが、駐車場がいっぱいだったりしたのでしり込んだのだった…orz

 寿宝園は小野川沿いを流れる大樽川の河畔の小高い所にある温泉宿で、日帰り入浴は500円也、『やまがた温泉パスポート』の提示で2人で500円、プラス1,500円で貸切露天風呂に入浴できた。

 内湯大浴場は、やさしい感じの弱めの硫黄臭と肌にまとわりつく感じがするお湯だ。お湯を舐めると結構まずい(笑)小野川温泉街を大樽川を挟んで一望できるロケーションは開放感がある。4人も入ればいっぱいかな?という浴槽も貸切状態だったし、泉質、眺めともかなりいい。

 貸切露天風呂はというと、フロントから入って奥にあるのが「天の湯」、手前が「宙の湯」という配置だ。ちょっと覗いたところ両者に違いはなさそうだ。

 私らは奥の「天の湯」を選択してお湯を頂いた。貸切なんで写真を撮っても良さそうなもんだけど遠慮した。2人が入るともういっぱいくらいの岩風呂、大樽川を挟んで小野川温泉街が見える位置関係、これは向こうからも見えてんなー、と思われる状態だが、開放感が凄まじい!10畳ほどの浴室で屋根もあるのだが、いつまでも湯に浸かって温泉街を眺めていたい雰囲気だ。日中だったのでこんな感じだが、日が落ちて小野川温泉の夜景や、ホタルの里といわれるこの地域の一番いい時期なら本当に温泉から出ることが出来まい。湯温は肌感で42℃ほどだと思う。いい感じで長湯できる温泉だ。

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 いい温泉でした。

 

 小野川温泉逍遥。

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 飲泉所、霊泉小野小町。不味くて飲めたもんではない。いや、飲んだら小野小町並みに奇麗になれるかもしれん!?

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 共同浴場「滝の湯」。人気のようです。次は入ってみたい。

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 共同浴場「尼の湯」。

 

 山形県米沢市小野川温泉。ぜひリピートしたい。